今回は【膝】についてお話しします。
膝は、止まる・切り返す・ジャンプするといった動作時に使います。
そのため、膝のケガや故障は少なくありません。
とくにサッカーやラグビーなどのコンタクトスポーツで起きやすいです。
膝の動きのエラーパターンとして最も多いのは、ニーインと呼ばれる膝が内側に入ることによる損傷です。
膝とつま先は必ず同じ方向を向かなくてはなりません。
しかし、プレー中で負荷がかかっている状態に、膝が内に入ったりすると、膝に剪断力という力が働き、中の靭帯を損傷してしまったり、半月板を損傷してしまったりします。
ニーインしてしまう要因として考えられるのは・・・
・本人の筋肉のつき方によるもの
・動きの癖によるもの
・接触によるもの
などが挙げられます。
これらすべては対策することができmasu.
接触の多いスポーツでは、接触シーンの予測をあらかじめ立てておき衝撃を逃がす動きを訓練しておくことや、膝周りの筋肉を強化しておくことでケガの予防・症状の軽減につながります。
動きの癖によるものは矯正が必要です。
この場合のニーインは、内ももやお尻がちゃんと使えておらず、膝を過剰に使ってしまう事で起きてしまいがちです。
膝の位置やつま先の位置、お尻がちゃんと使えているかに着目してみてください。
筋肉のつき方によるものも自分で改善ができます。
体重を普段から外にかけている人は外側の筋肉が発達しやすかったり、反り腰の人はお尻の筋肉が弱かったりします。
こうした筋肉のアンバランスさも原因になり得るので、内ももやお尻、膝周りの筋肉を等しく鍛えることでケガをしづらい安定した体を作ることができます。
ケガをしないための動き方や体づくりを行い、末永く競技を続けられるようにお身体を作っていきましょう。