今回は【反り腰】についてお話します。
反り腰とは、骨盤が前に傾いていて骨盤付近にある坐骨(お尻の下の骨)が後ろに出っ張っている状態のことを言います。正しい姿勢はしっかりとS字姿勢があることです。
骨盤がまっすぐに立ち、背骨が緩やかなカーブを描いています。
しかし、反り腰の方の姿勢だと骨盤が開いて前に傾くことにより背骨のあたりから反るような状態でS字姿勢が崩れます。
背骨のS字カーブはどれくらい大事?
重力を分散するという役割があり、重い頭を支える筋肉の負担を軽減しています。
余計な力がかかりこのカーブに歪みがでると、重力の分散がスムーズにいきません。
反り腰になると現れる症状についてお話します。
慢性的な腰の悩みを持つ
反り腰の状態では、腰が極端に反ってS字バランスが崩れているため、常に腰に大きな負担がかかっています。腰の違和感を放置すると、そこから派生する不調や病気が進行してしまう心配もあります。悪化すると手術を伴うこともあるので、早めに改善する必要が あります。
むくみなどの症状が現れやすくなる
反り腰によって骨盤の歪みが生じると、体内の巡りが滞りがちになり全身のむくみに繋がります。身体がむくむことで、冷えや疲れ、しびれといった症状を感じやすくなる場合もあります。
お尻が突き出る
反り腰は、腰が反っていることでお尻が突き出ている状態になります。重心のバランスがくずれてしまうため、S字カーブが緩やかな状態からきつくなり、ますます骨盤のゆがみが進んでしまうことになります。
ぽっこりお腹になる
反り腰になると、腰が反った状態になるため、お腹になかなか力が入らない姿勢になってしまいます。次第にお腹が出て、下腹部のぽっこり感が目立ってきます。腹筋を鍛えることにも消極的になると、反り腰はさらに悪化してしまいます。
肩こり・首こりを感じやすくなる
反り腰でいると、腰や背中の筋肉はいつも緊張状態。筋肉を使い続けていることになり、肩や首などが硬くなってきます。すると身体への負担が蓄積され、肩こりや首こりなどの不調となってあらわれます。
身体の不調がなかなか良くならない方、反り腰かもと思った方は是非当院にご相談ください。